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【実例付き】記事の作成マニュアルで伝えるべきポイントまとめ

外注することで時間やコストをかけずに記事を生産できますが、外注にはマニュアルを作ることは欠かせません。ここでは、実例を踏まえて、「執筆だけを任せる場合」「企画込みで執筆を任せる場合」にわけてマニュアルで何を伝えるべき解説します。

メディアなどに掲載する記事を作成する際、自社内のリソースを使うのではなく外注して作成することで、効率よくたくさんの記事を量産することが可能です。

しかし、記事を外注して作成する際、外部のライターに守ってもらうルールや記事作成時に参考となる情報をまとめたマニュアルがないと、想定していたのと大きくかけ離れた記事が上がってきてしまい、手直しに時間がかかったりせっかくお金をかけて書いてもらったのに使えない、なんてことになってしまいます。

記事作成においてマニュアルは記事の品質を大きく左右するものですが、おそらく多くの人が「記事を本格的に作ったことがないのに、記事の作成マニュアルなんて作れるはずがない」と困っているかと思います。

ですが、ポイントさえ押さえてしまえば、初めて外注を利用する人も、記事を作った経験が今まで一度もない人でも簡単にマニュアルを作ることができます。

今回は、 ●執筆だけを任せる場合 ●企画込みで執筆を任せる場合 に分けて記事作成マニュアルに記載すべきポイントを紹介していきます。

目次

記事作成マニュアルを作るメリット

記事の世界観を統一出来る

記事作成マニュアルを共有することで、文章表現や記事テイストの統一につながります。

テーマや世界観が統一されたオウンドメディアはユーザーも読みやすくファンになりやすいため、ブランディングやお問い合わせの増加などにつながりやすくなります。

記事作成マニュアルを使って記事全体に統一感を出すことで、オウンドメディアのファンを作るという面で大きなメリットを得られるでしょう。

記事作成の教育時間の削減になる

記事作成を社内、社外のライターに依頼するとき、口頭で細かい業務を説明するのには時間がかかります。 特に大量のライターを起用する場合、1人1人に説明するのは困難です。

記事作成マニュアルは一度作成してしまえば、基本的には共有するだけで記事作成の教育を行うことが出来ます。

また、ライターから質問を受けたことを記事作成マニュアル修正の際に追加すれば、さらにライターに分かりやすい記事作成マニュアルを作ることが出来ます。 マニュアルを作る際にはある程度時間がかかりますが、最終的にはライターの教育時間の削減につながることも多いです。

安い外注費で質の高い記事を手に入れられる

質の高い記事というと、経験豊富なライターや代行業者の専門ライターに依頼する必要があると思う方も多いと思います。 もちろん、そういったライターに依頼すれば質の高い記事を納品してくれる可能性はぐんと高まりますが、費用も高い傾向にあります。

ただ初心者ライターや社内ライターでも、記事作成マニュアルを作りこむことで記事の質を上げることが可能になります。 また初心者ライターや社内ライターであれば、外注費も安く済むケースがほとんどです。そのため記事作成マニュアルを作成することで、安い外注費で質の高い記事を手に入れることが出来ます。

どこまでをライターに任せるかによってマニュアルは変わる

記事を作成するといっても、いきなり書き始めるわけではありません。 Webメディアに載っている記事は、大まかに以下のフローで制作されています。

①企画・・・記事のテーマやターゲットを明確にし、テーマに沿って記事の骨組みを考える ②執筆・・・企画に沿って記事を作成する ③校正・・・メディアの内容と記事がずれていないか、表現は間違っていないかチェックする

執筆はライター、校正は依頼者であるWebメディアの担当者や編集者が受け持ちますが、企画はWebメディアの担当者や編集者が受け持つケースもあれば、ライターに委ねるケースもあります。 それぞれのケースによってマニュアルの内容は変わるため、状況に応じたマニュアルが欠かせません。

記事作成マニュアルを作る前に、まずはどこまでをライターに任せるのかを決めましょう。

「企画や編集は自社でできるけど執筆するスキル・時間がない」「できるだけ手直しせず、短期間で仕上げたい」という場合は、企画はWebメディアの担当者や編集者が受け持った方がいいでしょう。 「ライターを育成する必要がある」「ライターに内容を一任できる」という場合は、ライターに企画も委ねることが多いです。<>

執筆部分のみを任せたい場合の記事作成マニュアル

マニュアルで伝えるべきポイントは次の7つ。 企画や編集をライターに任せることがない分、記事作成マニュアルの内容は、執筆に関することがメインです。

●メディアの背景情報 ●記事のキーワード・ペルソナ・ゴール ●記事の構成 ●情報収集の仕方 ●NGワード・NG表現 ●表記ルール ●画像・動画使用の有無

ただし、NGワード・NG表現や表記ルール、記事の構成を説明するだけでは質の高い記事は上がってきません。 記事の目的やターゲット層などの背景情報を知らないと、説明すべき内容が抜けてしまったり、成果に繋がらない記事が完成してしまったりします。

メディアの背景情報を伝える

どんな記事が欲しいかを説明する前に、まずメディアの目的やコンセプト、記事の使用目的、メディアのターゲット層を伝えましょう。

メディア全体の目的・コンセプトを知らずに記事作成を行ってしまうと、メディアの雰囲気にそぐわない記事が出来てしまうことになりかねませんし、使用目的やメディアのターゲット層とずれた記事を掲載してしまうと、コンバージョンに繋がらなかったり、ファンを獲得できなかったりしてしまいます。

●メディアの背景情報をマニュアルに記載するときのコツ メディアの背景情報はできるだけ詳しく具体的に伝えましょう。 どんな人をターゲットとしており、メディアを通して何を達成したいのかをしっかり伝えることで、ライターもメディアの雰囲気をイメージしやすくなります。

例: 本メディアは、”新人ビジネスマンでもサクっと読める、実践で役立つWeb業界に関する記事を配信”をコンセプトにしており、Web業界に詳しくない人(入社したばかりの社員や未経験なのにWeb担当者になってしまった人など)をターゲットにしています。 記事を通して資料請求やダウンロードに繋げたいので、丁寧で信頼性が高く、Web業界に詳しくない人でもすぐに内容が理解できるような記事を心がけてください。

記事のキーワード・ペルソナ・ゴールを伝える

記事を作成するときは記事ごとに「キーワード」を設定して、記事の内容を具体的にします。 キーワードがないとまとまりのない文章になってしまいますが、キーワードを設定することで「読んでいる人に伝えるべき内容」が明確になるので、マニュアルでは記事のキーワードを必ず明記しましょう。

また、キーワードを設定することで、ペルソナが分かりやすくなります。 ペルソナとは氏名、性別、年齢、居住地、職業、勤務地、家族構成、年収といった定量的情報、さらにその人の生い立ち、価値観、ライフスタイル、趣味、消費行動、情報収集行動、身体的特徴、性格的特徴、人生設計といった定性的情報まで非常に細かく設定したターゲット像のことです。

基本的に、自社の商品・サービスの顧客として最もあてはまるユーザーモデルをペルソナとして設定し、記事を読むユーザーにどうやってアプローチするかを具体的にするために利用されます。

ペルソナを分析することで、「どんなユーザーがどんなニーズを持っているか」が明確になり、制作すべきコンテンツ見えて来るため、ペルソナ設計は記事作成において非常に重要です。

●記事のキーワード・ペルソナをマニュアルに記載するときのコツ 記事のキーワードとペルソナを伝えるときは、年齢や性別だけでなく「どんなことを悩んでいてどんなことを知りたいのか、記事を読んで何を知りたいのか」が分かるよう細かく具体的に説明することが重要です。

例: 記事のキーワードは「SEO 費用」です。 Web業界に詳しくない人の中でも「SEOの費用相場を知りたい」という人が読み手として考えられます。 ペルソナ:20代前半から30代前半・男性・東京住み・自社メディアの責任者・自社メディアで成果をあげたいと考えている〜(その他細かい設定)

記事の構成を伝える

メディアの背景情報や作成してもらいたい記事の概要が伝えられたら、記事の詳しい内容を説明しましょう。 どんな見出しがあるのか、その見出しの中では何を説明するのか、最終的に何をコンバージョンとするのかを詳しく解説しましょう。

●記事の構成をマニュアルに記載するときのコツ 大見出し・小見出しなどに関する表記ルールは統一しましょう。 また、箇条書きでもいいのでその見出しで伝えて欲しい内容と、記事を読んだユーザーを何に誘導させたいのかを説明すると目的にあった記事が上がってきやすいです。

例: ■=大見出し □=小見出し ■○○○ (内容) ・〜 ・〜 最終的に、記事のダウンロードへ誘導したいので、それにあった文言をつけてください。

情報収集の仕方を伝える

ライターに記事テーマに関する知識がない場合は、本、インターネット、インタビューなど様々な情報収集手段の中からどれを使うかを決める必要があります。

特に、書きたい記事テーマに関する他社のサイトを調査する競合調査は、他社記事が記載している情報を網羅するか、必要だと思う情報をピックアップするかといった違いで記事内容は大きく変わってきます。

●情報収集の仕方をマニュアルに記載するときのコツ 基本的に記事は独自性のある情報が掲載されている方がユーザーからの評価も得やすくなっています。そのため、どうすれば独自性がありユーザーに有益な情報を集められるかを吟味して、情報収集の方法を伝えましょう。

例: 構成に簡単に内容は記載していますが、詳しい内容は「〇〇」というキーワードで検索し、理解を深めてから執筆をお願いします。 必要であれば、別キーワード(〇〇・〇〇・〇〇など)で検索して、より正確な内容を書いてください。

NGワード・NG表現を表記する

使ってほしくないキーワード・表現がある場合、しっかりと記載しておきましょう。 記事納品後にNGワードやNG表現を修正依頼すると、二度手間となってしまいます。

また、確証がないにもかからず「である、です」と断定する表現といったものもNGとして記載しておく必要があります。 NGワード・NG表現をしっかり設定することで修正時間短縮、文章の信頼度向上など様々なメリットが生まれます。

記事作成を他のライターに任せたことがなくNGワードが分からない、という方も一度記事を任せてみて、やめてほしいキーワードや表現を見つけるという方法で確認してみましょう。

●NGワード・NG表現をマニュアルに記載するときのコツ まとめて分かりやすく書いておくことが重要です。 具体的な表現だけでなく、NGな理由も一緒に記載しておくとよりライターも書きやすくなります。

例 NGワード:○○(NG表現:○○) 読み手に〇〇な印象を抱かせてしまうため

表記ルールを統一する

表記ルールの統一は、記事全体の分かりやすさを向上させるためにも必要不可欠です。 特に、ライターが多ければ多いほど、同じ意味でも違った表記をする可能性が高くなるため、メディアのジャンルから使用頻度の高いと思われるキーワードの統一表記を示しておきましょう。

表記ルールを統一すればどのライターの記事を読んでも同じ単語が使われているので、記事全体を通して分かりやすくなります。

●表記ルールをマニュアルに記載するときのコツ NGワード・NG表現同様、まとめて分かりやすく書いておきましょう。 また、「これはこう書いてください」というのを分かりやすくしておくとライターのミスを防げます。

例: 表記は以下のようにしてください。 ・顧客→クライアント ・サイトの閲覧者→ユーザー ・行う→おこなう 等

画像・動画使用の有無を決める

記事執筆を任せる際に、画像・動画も挿入してもらうかどうか考えておきましょう。

画像・動画の挿入もライターに任せる場合、スクリーンショットを使うのか、イメージ画像提供サイトからダウンロードするのかなど画像・動画を手に入れる場所も明記しなければなりません。

一方、画像・動画使用がない場合も、画像がなくても内容が伝わるような文章にするのか、画像ありきで内容が伝わる程度のシンプルな文章にするのかを決める必要があります。

画像・動画使用の有無、そこから文章内容やダウンロード先など細かいところまでをしっかりと記載しましょう。

●表記ルールをマニュアルに記載するときのコツ ダウンロードする際はダウンロード先を指定しましょう。 ダウンロードしない場合も、ライターがどんな画像を想定しているのかイメージを書いてもらうことでその後の作業がやりやすくなります。

例: 画像・動画も記事内容に応じて貼り付けお願いします。画像をダウンロードする場合はサイト名:○○(URL~)、動画をダウンロードする場合はサイト名:○○(URL~)でキーワード検索をかけてイメージに合うものをお願いします。 また、画像のリンク切れに対応するために、文章だけでも記事内容が伝わるよう具体的な解説をお願いします。

企画と執筆部分を任せたい場合のマニュアル

企画と執筆をライターに任せるとき、執筆に関するルールだけでなく、企画方法もマニュアルで伝える必要があります。 企画方法を伝えるときは、以下の3つのポイントを押さえましょう。

●記事企画の立て方を明確にする ●キーワード選定をする方法を決める ●ペルソナ(ターゲット)の設計方法を決める

記事企画の立て方を明確にする

ライターに企画と執筆を依頼する場合、企画を立てるといってもさまざまなケースが考えられます。 例えば、自社が対策キーワードを提供して企画を立ててもらう場合や、対策キーワードからライターに考えてもらう場合などです。

企画も任せる場合、どういった方法で企画を立ててもらうか明確にしましょう。 特に、対策キーワードから考えてもらう場合、自社オウンドメディアのコンセプトや目的をしっかりと理解してもらっていないと、自社の目的とは離れた記事企画が出来てしまう可能性があります。

前述した「メディアの目的・コンセプトを記載する」を徹底して、自社メディアに合った企画を行ってもらいましょう。

対策キーワード決定後の具体的な企画手順も記載する必要があります。 基本的に競合他社とテーマがまるまる被ってしまっていたり、ユーザーのニーズをとらえていない記事は集客につながる見込みが少ないです。 そのため、独自性があって、なおかつユーザーニーズをとらえた記事企画を行う方法を、自社の雰囲気やコンセプトにあわせて作成しておくことが必要です。

●企画の立て方をマニュアルに記載するときのコツ

企画の立て方をマニュアルに記載する場合、企画のフローを丁寧に説明することを心がけましょう。 また、企画ができた後、どういった動きになるかも説明します。

例: 記事企画は対策キーワードの選別からお願いします。(キーワード選別に関する記載については次に記載)キーワード決定後は以下のような企画の方法で企画を進めてください。

1.対策キーワードを検索して競合メディアの内容を把握 2.Yahoo!知恵袋でユーザーニーズをさらに深堀する 3.1、2を踏まえつつ他社メディアと違った観点のテーマを考える

企画完成後は一度こちらでチェックを挟みたいので、企画案の提出をお願いします。

キーワード選定をする方法を決める

記事企画においてキーワード選定は非常に重要です。 適切なキーワード選びを行うことで、検索結果上位表示の難易度が低かったり、逆に爆発的なアクセスを集めたりすることができます。

●キーワード選定をマニュアルに記載するときのコツ

キーワード選定には様々な手法がありますが、関連キーワード取得ツールやキーワードプランナーなどのキーワード選定ツールを使用するのが一般的です。 キーワード選定を行うにはほとんどといっていいほどツールを使用するので、使用する選定ツール、検索回数何回程度のキーワードを狙うかなどを細かく決めておきましょう。

例: キーワード選定を行う際は、以下の点に注意して行ってください。 ・自社メディアのコンセプトに適切で、カテゴリに合ったものにすること ・検索回数は100回程度のものにすること 使用するキーワード選定ツールは関連語取得ツール(URL~)とキーワードプランナー(URL~)とします。

ペルソナ(ターゲット)の設計方法を決める

メディアの記事の多くはユーザーに有益な情報を提供することを目的としていますが、世界中すべてのユーザーが興味・関心を持つ情報を発信することは出来ません。 そのため、ペルソナを設定してあげて、ペルソナのようなターゲット層が満足する、専門性が高く情報ジャンルを絞った記事を提供する必要があります。

●ペルソナ(ターゲット)の設計方法に記載するときのコツ

メディア全体でペルソナを統一している場合はライターに依頼する必要はありませんが、記事ごとにペルソナが微妙に違ってくる場合には再度ペルソナ設計が必要です。

ペルソナ設計にも様々な方法があります。 キーワード選定ツールのユーザーの検索履歴から、競合メディアのターゲット層から、Yahoo!知恵袋で対策キーワードに関する悩みを持った方からなどです。

また、初心者ライターであればペルソナ設計をいきなり行うのは非常に難易度が高いです。 自社の顧客層や見込み顧客層のサンプルを記載して、ペルソナのイメージを抱きやすくさせるのも一つの手です。

例: 自社メディア全体で設定しているペルソナは○○です。 ただ、記事によってさらに細かくペルソナを細分化させたいので、以下のような方法でペルソナ設計をお願いします。 1.関連語取得ツールで対策キーワードを検索するユーザーはどのような疑問・悩みを持つのかを連想 2.1で得たキーワードすべてをキーワードプランナーで検索にかけ、検索回数が10以上あるものを把握する 3.対策キーワードの上位表示競合メディアを見てどのようなユーザー向けに記事を提供しているか確認 4.自社メディア全体のペルソナを踏まえつつ、記事のペルソナを設計

外注マニュアルで気を付けたいポイント

外注ライターに記事作成を任せる場合、社内のように直接会ってすぐに意思疎通を図ることが出来ません。 そのため、記事作成マニュアルも外注用として情報を追加する必要があります。ここでは外注用記事作成を作る際に気を付けたいポイントを解説していきます。

記事作成マニュアル内の文章表現を誰にでも伝わるものにする

分かりやすい文章表現は社内用の記事作成マニュアルでも意識すべきことですが、実際に会って話す機会の少ない外注ライターに対してはさらなる配慮が必要です。

社内で自然に使ってしまっているけど、他の業界の人には伝わりづらいという言葉もあります。 例えば、化粧品業界であれば薬局やディスカウントストアでの化粧品販売を行う市場のことをセルフ市場といいますが、いきなりセルフ市場といわれても外注ライターの多くは意味を理解できないかと思います。 そのため、一度社外の知り合いや依頼先に記事作成マニュアルを読んでもらい、修正をかけるという方法もおすすめです。

納品時のフォーマットを定義する

納品形式には、ワード、エクセル、Googleドキュメント、CMSなどさまざまなモノがあります。納品時のフォーマットを指定しておかないと、納品後に自社で形式を変える必要があったり、形式変更後に再度画像を挿入する必要があったりと手間がかかります。 そのためにも、フォーマットを統一して、すぐに入稿できるような記事を納品してもらいましょう。

差し戻し基準・差し戻し例を記載する

納品された記事が記事作成マニュアルの内容を守っていない場合、差し戻しすることも必要です。そのためにも記事作成マニュアルの中に、どの部分が守られていなければ記事を差し戻しするかを記載しておきましょう。

ただ差し戻し基準だけでは具体的なイメージが出来ない場合もあるので、よく起こってしまう差し戻し例としてミスの一例を挙げてあげるのもおすすめです。

サンプル記事を準備しておく

これまで解説してきたことをしっかり盛り込んで、ライターに分かりやすい記事作成マニュアルが出来たとしても、やはりすぐに記事の具体的なイメージをつかむのは難しいものです。 サンプル記事を準備しておくことで、イメージをつかんでもらうことはもちろん、誤って認識していた内容を見つけることにもつながります。

記事作成マニュアルを外注ライターに守ってもらうには

記事作成マニュアルを外注ライターに共有した後は、いかにマニュアルの内容を守ってもらえるか努力することが必要です。

せっかく質の高い記事作成マニュアルを作ったとしても、外注ライターのモチベーションや経験によってマニュアルの内容がしっかり守られているかが異なってくるからです。 記事作成を依頼したライターすべてに記事作成マニュアルの内容を守ってもらうには、以下のようなことを実践してみてください。

テストライティングを実施する

外注ライターに初めての記事作成依頼を行う場合、まずはテストライティングを実施することをおすすめします。

テストライティングとは依頼したい記事をかけるほどの実力があるか、マニュアルの内容はしっかり守れるか、納期は守れるか、記事を書くスピードはどのくらいかなど、本当に自社が依頼して活躍してくれる外注ライターかどうかを見極めるために、簡単なデモ記事を作成してもらうことです。

ここではテストライティングを実施して、記事作成マニュアルの内容をしっかり守ってくれているかに着目しましょう。 マニュアルに書いてある書き方とかけ離れていたり、求めているレベルに足りていないと感じたりする場合はライター起用をもう一度検討する必要があります。

また、テストライティングを実施することで、外注ライターが誤って認識していることを発見することが出来るので、本業務を依頼する前の最終チェックとしても役立つのが魅力です。

複数人で記事制作に携わる

1つの記事のチェック・修正を1人のディレクターが行うことも多いですが、記事のチェック・修正係が2人以上いる場合、チェック・修正係での認識のずれが生じる場合があります。 もちろん記事チェック側の認識がずれると外注ライターそれぞれにも認識のずれが生じ、結果として記事レベルの統一感が損なわれてしまうことになりかねません。

複数名以上の社員がチェック・修正にかかわることで、認識のずれをなくすことが出来ます。 ただ毎回複数の社員でチェック作業を行っていては業務が効率的にすすまないので、週に1回、3日に1回といった頻度を決めてすり合わせを行ってみてください。

検品フローを統一する

上記で解説した記事チェックを行う社員同士の認識のずれですが、検品フローを統一することである程度防ぐことが出来ます。 検品フローを統一するには、校正担当者がチェックフローを決定し、記事作成マニュアルにチェックリストを記載しておく方法がおすすめです。

もし著作権違反に引っかかってしまったら最悪の場合メディア全体が削除されてしまうこともあります。 そのため、ライターに依頼した場合は念のために、コピペチェックツールを使用してチェックしましょう。 この時どのコピペチェックツールを使うのかも併せてマニュアルに記載しておきましょう。

コピペチェックを行う頻度を決めておくことも重要で、納品されたすべての記事をチェックするのか、テストライティングで納品された記事だけをチェックするのか、ランダムサンプリングでチェックするのか、メディアによって様々なチェック方法があります。

外注したライターがクラウドソーシング系の初心者ライターであればすべての記事をチェックする方が安心ですし、逆に専門知識豊富な代行業者ライターであればテストライティングだけでよいこともあるので、自社の状況に合わせた頻度を決めてみましょう。

また、NGワードのチェックツール、記事チェック後の修正業務は差し戻すのかチェックした人がやるのかなど、検品フロー全体に関することを細かく決めておく必要があります。

ライターに検品フローを公開するのもおすすめで、公開することで記事の質を保つモチベーション維持につながります。ぜひ検品フローのチェックリスト、細かい業務内容も記事作成マニュアルに記載しておきたいものです。

システムを使って問題点をリアルタイムで把握する

1日に何記事も記事を量産するライターやその記事をチェックする校正者が、記事作成マニュアルに書いてあるすべての内容を頭に入れて業務に取り掛かるのは至難の業です。 多大なる業務の途中で、ライターはマニュアルに書かれていた注意ポイントを忘れてしまったり、校正者はチェックすべき項目が抜けてしまったりと様々な問題が起こってきます。

特にボリュームのある記事になればなるほど記事の中のミスを見つけ出すのは大変で、ライター・校正者ともにリアルタイムでミスが分かるようなシステムが必要になってきます。

例えば、NGワードの使用やですます調がである調になってしまっているなど、システムを導入すれば即座に気づいて修正することが可能です。

リアルタイムで問題点を指摘してくれる代表としては、Wordの校正機能が挙げられます。 ただ、Wordの校正機能は句読点の抜け漏れやですます調の不備など、基本的なものが多いです。マニュアルに記載している自社独自の問題点やNGワードなどをリアルタイムで見つけるのには、自社独自のシステムを導入する必要があります。

自社独自のシステムなんて費用も手間もかかるから無駄足なんじゃないの?と思う方も多いかもしれません。 ただ校正者やライターの時間削減、記事の安定した品質管理を一度システムを開発・導入することで半永久的に行うことが出来るようになります。

定期的にライターや校正者に向けて評価・フィードバックを行う

ディレクターが定期的にライターや校正担当者を集めてフィードバックを返すことは、記事の品質管理、人材のモチベーション維持に欠かせないことです。

例えば、納期遵守率やミスの数、どういったミスが多いのかといった反省点、○○の記事が検索エンジンで1位になった、SNSで一番シェアされた事は○○といった良い点を評価してあげましょう。

定期的に記事にかかわる人材を集めることで意思疎通、目標の再認識の場にもつながります。ぜひ積極的に評価・フィードバックの場を設けることをおすすめします。

改訂を定期的に行って共有する

記事作成マニュアルを一度完成させても、そのマニュアルはまだ完ぺきではありません。 依頼するライターからの質問や記事チェックを行う中で気づいた点など、マニュアルを実際に運用した結果、改訂した方が良いと思ったポイントは迷わず改訂しましょう。

逆に同じ記事作成マニュアルを使い続けているという方は注意が必要です。 記事作成がうまくいっている場合でも、Webトレンドの流れや競合の変化などによって改訂すべきポイントは必ず出てきます。

記事作成マニュアルを改訂したら共有も忘れずに行ってください。 マニュアルをGoogleドライブといったクラウド上に保存している場合でも、変更の通知を送らないとマニュアルの変更点を見られないケースも多いです。

記事作成マニュアルの冒頭部分に「ver.4.1の変更点」として今回の変更点をわかりやすくしてみましょう。 変更点を目立つようにすればよりスピーディーに、確実に、ライターに改訂ポイントを伝えることが出来ます。

まとめ

記事作成マニュアルの品質を高めることは、記事の品質を高めることに大きくつながります。またマニュアルを作っておくことで、ライター、校正者が即戦力になるというメリットがあるのも魅力です。

今回紹介したことを踏まえつつ、自社の特徴を活かした記事作成マニュアルを作成すれば、独自性があって質の高い記事の量産も夢ではありません。もちろん頻繁に改訂する必要がありますが、一度マニュアルを作ってしまえば自社の記事作成の基礎を固めることにもつながります。

今後メディアを通じて自社の目的を叶えたいという方はぜひ、質の高い記事作成マニュアルを作って効率的なメディア運用を行ってみてください。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、 以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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