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SEOでいわれる「ブラックハット」と「ホワイトハット」の違い

SEOでブラックハットとホワイトハットという言葉を聞いたことはあるでしょうか。検索結果の順位を上げるにあたって、検索エンジンのガイドラインに沿わない不当な方法をブラックハットと言います。一方で、検索エンジンのガイドラインに沿った方法をホワイトハットと言います。今回は、ブラックハットとホワイトハットの違いやなぜブラックハットが禁止されているのかの背景などをお伝えします。

ブラックハットとホワイトハットとは

ブラックハットは、検索エンジン(Googleなど)のガイドラインに沿わない形で行うSEO施策のことを指します。逆に、ホワイトハットとはガイドラインに沿ったSEO施策のことです。

ブラックハットは、本来行われるべきでないSEOの施策です。サイト自体の価値や質を上げるのではなく、検索結果の順位を決めるアルゴリズムのシステムの穴をつきサイトを実際以上に質が高く価値があると見せかける方法です。

日本において検索エンジンはGoogleが多くのシェアを占めています。そのため、日本で検索エンジンのガイドラインはGoogleが出している「ウェブマスター向けガイドライン」の事を意味することがほとんどです。

ウェブマスター向けガイドライン

ブラックハットのメリットデメリット

ブラックハットのメリットとしては、成果が出るまでの期間が早く3ヶ月程度で成果が出ることがありうる点です。また、コンテンツの制作やブラッシュアップを必要としないため、導入のハードルが低いこともメリットです。デメリットとしてはGoogleからペナルティを受ける可能性があるという大きな問題が挙げられます。最悪の場合、インデックスから削除され、検索結果に一切載らない可能性もあります。
ブラックハットは手軽で成果が出やすいという反面、特に昨今はアルゴリズムの精度が上がっており、ペナルティを受ける可能性が高くなっているためリスクが高いです。

ホワイトハットのメリットデメリット

ホワイトハットのメリットデメリットは、基本的にブラックハットの逆です。
メリットはペナルティを取られることがなくサイトやページを正当に評価してもらえる点です。デメリットは成果が出るまで時間がかかり、導入のハードルが高い上にこれをやれば必ず順位が上がるという施策があるわけではない点です。
もっともホワイトハットの手法は検索エンジンのガイドラインに沿っているためユーザーの利便性につながるという特徴があります。ホワイトハットはサイトを作る際にユーザー視点で重要な施策と言えます。

Googleがブラックハットを禁止する背景

ホワイトハットが推奨されているのに対して、なぜブラックハットは禁止されているのでしょうか。その背景を理解するために、今までSEOがどのように行われてきて、Googleがどのように対処してきたのかをお伝えします。

ブラックハットが横行した過去

アルゴリズムは、あくまでシステムであるため人間にとって価値があるか否かを自分で理解して評価することができません。そのため、サイトを評価するにあたっての判断材料はサイトの構造やアクセス数などです。数年前までのアルゴリズムの精度は低く、順位を決める判断基準のチェックに穴がありました。この穴を狙って横行したSEOの施策がブラックハットです。成果も出やすかったため、SEOと言えばブラックハットの施策のみを指すほど当たり前に用いられていました。
しかし、検索エンジンが検索結果の順位を決めている本来の理由はユーザーが知りたい情報に対してより質の高い情報を素早く提供するためです。ブラックハットはサイトの質を高くする施策ではなく、質が高いように見せかける施策です。その結果、質が高いと見せかけたサイトばかりが検索結果の上位に表示されてしまうようになりました。これによりユーザーが知りたい情報に対して素早く高品質な情報を提供するという本来の目的を果たせなくなってきたことを問題視し、Googleはブラックハットがついてくる穴を埋めるべくアルゴリズムの改善や更新を行ってきました。中でもパンダアップデートやペンギンアップデートはアルゴリズムがサイトの質を判断できるようになった更新です。

 

ブラックハットの現状

 

先述の通り、アルゴリズムが更新されることにより精度の向上し、アルゴリズムがブラックハットを認識できるようになりました。そして、ブラックハットを行っているサイトやページはペナルティを取られるようになっています。そのため、数年前に比べると数は減り、ホワイトハットの施策が主流になってきつつあります。
しかし、ブラックハットの施策が一切成果を挙げていないかというとそういうわけではなく、未だに一定の成果があります。そして、キーワードやサイトのジャンルなどによってはブラックハットの施策を行わなければ検索結果の上位が難しい場合もあるのが事実です。アルゴリズムの精度の向上は著しく、今後ホワイトハットの手法のみに意味があるようになることは想定されます。しかし、ユーザーの利便性的にはホワイトハットが正しいとはいえ、ビジネス的に現状ではブラックハットとホワイトハットで優劣をつけるのは難しいと言える状況です。ただ、ブラックハットは数年前に比べリスクが高く、効果が低くなっているのは確かです。

 

ブラックハット手法の例

 

先ほども説明したようにブラックハットはサイトの質を実際以上に高いように見せかけるSEO施策です。具体的には、以下のような施策がブラックハットと言われています。

・不自然な被リンク
リンクを購入し、自分で意図的に被リンクを増やす「自作自演リンク」や自分のサイトを登録することで登録しているサイト全てに自分のリンクを貼ることができる(同時に自分のサイトにも他のリンクが設置される)「相互リンク」などを指します。これは被リンクが多いほど評価が高くなる仕組みを逆手に取った施策です。

・ブログパーツへのリンク設置
自分のサイトのリンクを含めたブログパーツを作成し、配布することで被リンクを増やす方法です。これも被リンクが多いほど評価が高くなる仕組みを逆手に取った施策です。

・トラックバック・コメントバック
ブログや掲示板のコメントにテキストとコメントを貼る手法です。被リンクを意図的に増やすために一時期横行しました。

・隠しテキスト・隠しリンク
ページの背景の色に合わせたり、読めないほど小さくしたりして、ユーザーに読み取られず検索エンジンのみが読み取れるようにテキストやリンクを設置する方法です。ページに不自然なくキーワードやリンクを増やすために行われます。

・ワードサラダ
ワードサラダとは自動生成された特定のキーワードを含むテキストコンテンツです。テキストの作成を手軽に行うために、特定のキーワードを含むテキストをコンピュータで自動作成し、被リンク用サイトのページ作成に活用されていました。自動作成された文章は、支離滅裂であることが多く、現在ではアルゴリズムの改善によりペナルティの対象と認識できるようになりました。

・クローキング
クローキングとはユーザーに提供するコンテンツと検索エンジンが読み取るコンテンツを異なる内容にすることです。特にアルゴリズムの精度が低かった頃に検索エンジンが読み取るコンテンツを読みやすさを無視したブラックハット的手法のみに特化したページにすることで活用されていました。

・コンテンツコピースパム(スクレイピング)
ページをコピーして別のURLで公開することを指します。引用の範囲内であれば問題ありませんが、主要なコンテンツが他のサイトの内容になってしまっている場合はこれに該当します。

・キーワードの羅列乱用
特定のキーワードを文脈などを無視したり、羅列して記載する方法です。検索ボリュームの大きいキーワードが多いほど検索結果の順位が高くなることを悪用した手法です。

 

ホワイトハットの手法の例とポイント

 

まず一番忘れてはならないのはユーザー視点でのサイト・ページ作りです。ユーザーがより必要としている内容をより見やすく提供するという観点で施策を決めます。具体的には以下の点を意識しましょう。

・キーワードとの関連性を高く、専門的な情報を提供すること
キーワードから想定されるユーザーが必要としている情報を提供することが重要です。そして、情報が薄かったり信憑性がないものではなく、専門的な情報を提供しましょう。

・独創性のある情報を提供すること
他のサイトの模倣ではなく、独創性のある情報を提供するのがポイントです。ただし、独創性が高くすることにより信憑性が低くなってはいけません。

・より多くの情報を提供すること
特定のジャンルの関して豊富な情報を持つ専門的なサイトにすることで

・ユーザーの利便性を上げること
わかりやすさ、見やすさ、使いやすさといった点はコンテンツの内容はもちろんユーザーの利便性をあげるため重要となります。

 

ブラックハットによるペナルティ

 

先ほども書いたようにブラックハットを行うとペナルティを受ける可能性があります。ペナルティは、「検索結果の順位が下がる」もしくは「インデックスから削除され、検索結果画面に一切表示されなくなる」というものです。
検索結果の順位をあげるために行ったブラックハットの施策がまったく逆の影響を及ぼしてしまいます。ブラックハットの施策を意図的に行うことはやめましょう。
また、ペナルティには2種類あります。

・手動のペナルティ
人が実際にチェックしてブラックハットだと判断した上で課せられるペナルティです。

・自動のペナルティ
人ではなく、アルゴリズムがチェックした際にブラックハットだと判断された上で課せられるペナルティです。

◼︎

ブラックハットによりペナルティを受けた場合の対応方法

 

もしもブラックハットを行い、ペナルティを受けてしまった場合には以下のような対処を行いましょう。

①ペナルティを受けた点に関して改善を行う。
②サーチコンソールのツール上で経過報告と今後ペナルティを受けた施策を行わないという旨を伝えた上で申請する。

しかし、上記の方法は手動ペナルティにのみ対応可能です。自動ペナルティの場合は、アルゴリズムでの判断によるものなので申請しても解除のアップデートが行われないと改善されません。長い場合2年間ペナルティを受けたという事例もあります。

 

まとめ

 

今回はブラックハットとホワイトハットについてお伝えしました。ブラックハットはGoogleのガイドラインに反したアルゴリズムの穴を狙ったSEO施策を指し、ホワイトハットはガイドラインに即したSEO施策を意味します。ブラックハットは数年前までは横行していましたが、現在ではアルゴリズムの精度の向上によりペナルティが課されるようになりました。ペナルティは検索結果順位の降下や検索クエリからの削除など重いため、ブラックハットはリスクが高いです。手間はかかりますが、ユーザー視点に立った施策であるホワイトハットを行い、より良いサイト作りを心がけましょう。

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