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新型コロナウイルスのデマ情報の拡散についての調査

セルリア編集部 2020.06.13

SNSなどの情報は個人が簡単に発信できるため、多くのデマや噂などの不確かな情報が流れています。自身で情報の真偽を判断できる力がないと、誤った情報を自分自身が拡散してしまうことになります。 そのようなケースが多い背景を踏まえて、株式会社エステルが不確かな情報の拡散、沈下、再燃の追跡を調査した結果を紹介します。

新型コロナウイルス感染拡大時にSNSでは様々な情報が錯綜しました。
不安を煽るようなデマ情報や真偽がわからない情報が拡散され、それがさらに人々の不安を煽る結果となりました。

不確かな情報拡散のメカニズム

このような情報は、信頼できる期間のファクトチェックにより一度は鎮火します。
が、時間が経った後に別のメディアで拡散が広がるケースが散見されました。


出典:プレスリリース

Webの情報半永久的に残り続けます。
過去の不確かな情報を見つけ、チェックもしないまま正義感や責任感で発信してしまうケースも多いでしょう。

不確かな情報は、変質して拡散し続ける

不確かな情報を追跡すると、同じ情報が様々なバリエーションに展開していることが分かりました。
他者の投稿を引用し、フレーズを切り取って再構成する際に投稿者の感情バイアスがかけられていると思しき投稿も見られました。


出典:プレスリリース

図は、「政府配布の布マスク製造を山口県の企業が受注」に関する不確かな情報の拡散状況: 左側に不確かな情報の具体的な投稿例を記載しており、1日毎に何件の拡散が確認されたのか、またその件数に応じて色の濃度を分けて記載しています。

変質の要因としては、『書き方と読解力』、『バイアスによる情報の切り貼り』、『伝達過程での変化』が考えられます。
SNS上では短文の投稿などの文字数制限が存在することもあり、情報が書き手と読み手で違っていたり、読解力がない読み手や流し見によって誤った解釈をしたまま拡散してしまうケースが想定されます。

また情報の編集が容易なため、特定の情報だけが切り取られたり、拡散者の感情によって自分の望む文脈を生み出してしまうケースも見られます。

さらに、他者の発言の引用を繰り返すことで伝言ゲームのように最初の情報が歪められてしまうケースも想定できます。

時間が経つことで情報の本質や書き方が変容している点も考慮すると、時間の経過とともに本質と違う結果が拡散されてしまう可能性が高いです。

権威者や著名人の投稿は拡散しやすい

インフルエンサーマーケティングのようなもので、その界隈の権威者やジャーナリスト・著名人の情報は拡散されやすい傾向にあります。

「どのような情報か」ではなく「誰の情報か」を重視する傾向が見られ、拡散や引用に対するハードルが下がる傾向にあると推測できます。


出典:プレスリリース

URLのシェア、まとめ情報の投稿は拡散しやすい

URLのシェアは、複数のユーザーが実施し、長期間継続的に情報が発信され続ける傾向にあります。
通常拡散は3日以内に収束するケースが多いですが、URLのシェアは1ヶ月以上に渡り継続的に行われることもあります。
同時に、まとめサイトの情報も2月に投稿された情報が、4月にも拡散され続けているケースなど、比較的長期間拡散が行われています。


出典:プレスリリース

おわりに

この新型コロナウイルスの情報に留まらず、様々な分野で情報の真偽を見極めることは昨今の社会で必須条件になっています。

読解量の問題も要因の一つとしてありますが、「誰の情報」が重要ではなく、もし自分が拡散しようとしている情報がデマだったらと考え、しっかりと調べるという一手間が重要だと思います。

出典:プレスリリース

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新型コロナウイルスのデマ情報の拡散についての調査

                           
セルリア編集部 2020.06.13

SNSなどの情報は個人が簡単に発信できるため、多くのデマや噂などの不確かな情報が流れています。自身で情報の真偽を判断できる力がないと、誤った情報を自分自身が拡散してしまうことになります。 そのようなケースが多い背景を踏まえて、株式会社エステルが不確かな情報の拡散、沈下、再燃の追跡を調査した結果を紹介します。

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新型コロナウイルス感染拡大時にSNSでは様々な情報が錯綜しました。
不安を煽るようなデマ情報や真偽がわからない情報が拡散され、それがさらに人々の不安を煽る結果となりました。

不確かな情報拡散のメカニズム

このような情報は、信頼できる期間のファクトチェックにより一度は鎮火します。
が、時間が経った後に別のメディアで拡散が広がるケースが散見されました。


出典:プレスリリース

Webの情報半永久的に残り続けます。
過去の不確かな情報を見つけ、チェックもしないまま正義感や責任感で発信してしまうケースも多いでしょう。

不確かな情報は、変質して拡散し続ける

不確かな情報を追跡すると、同じ情報が様々なバリエーションに展開していることが分かりました。
他者の投稿を引用し、フレーズを切り取って再構成する際に投稿者の感情バイアスがかけられていると思しき投稿も見られました。


出典:プレスリリース

図は、「政府配布の布マスク製造を山口県の企業が受注」に関する不確かな情報の拡散状況: 左側に不確かな情報の具体的な投稿例を記載しており、1日毎に何件の拡散が確認されたのか、またその件数に応じて色の濃度を分けて記載しています。

変質の要因としては、『書き方と読解力』、『バイアスによる情報の切り貼り』、『伝達過程での変化』が考えられます。
SNS上では短文の投稿などの文字数制限が存在することもあり、情報が書き手と読み手で違っていたり、読解力がない読み手や流し見によって誤った解釈をしたまま拡散してしまうケースが想定されます。

また情報の編集が容易なため、特定の情報だけが切り取られたり、拡散者の感情によって自分の望む文脈を生み出してしまうケースも見られます。

さらに、他者の発言の引用を繰り返すことで伝言ゲームのように最初の情報が歪められてしまうケースも想定できます。

時間が経つことで情報の本質や書き方が変容している点も考慮すると、時間の経過とともに本質と違う結果が拡散されてしまう可能性が高いです。

権威者や著名人の投稿は拡散しやすい

インフルエンサーマーケティングのようなもので、その界隈の権威者やジャーナリスト・著名人の情報は拡散されやすい傾向にあります。

「どのような情報か」ではなく「誰の情報か」を重視する傾向が見られ、拡散や引用に対するハードルが下がる傾向にあると推測できます。


出典:プレスリリース

URLのシェア、まとめ情報の投稿は拡散しやすい

URLのシェアは、複数のユーザーが実施し、長期間継続的に情報が発信され続ける傾向にあります。
通常拡散は3日以内に収束するケースが多いですが、URLのシェアは1ヶ月以上に渡り継続的に行われることもあります。
同時に、まとめサイトの情報も2月に投稿された情報が、4月にも拡散され続けているケースなど、比較的長期間拡散が行われています。


出典:プレスリリース

おわりに

この新型コロナウイルスの情報に留まらず、様々な分野で情報の真偽を見極めることは昨今の社会で必須条件になっています。

読解量の問題も要因の一つとしてありますが、「誰の情報」が重要ではなく、もし自分が拡散しようとしている情報がデマだったらと考え、しっかりと調べるという一手間が重要だと思います。

出典:プレスリリース

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