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Illustratorのオブジェクトに質感を加える表現技法「テクスチャ」をマスターしよう!

Illustratorでは、オブジェクト表面の質感を表現するために模様や画像を効果として貼り付ける手法をテクスチャと呼びます。テクスチャはメニューバーの「効果」かウインドウの「グラフィックスタイルライブラリ」から活用できます。

カテゴリ: Illustrator

本記事は、Illustratorのオブジェクトに質感を加える表現技法「テクスチャ」について詳しく解説します。

Illustratorのテクスチャとは

テクスチャ(texture)とは、直訳すると「織地・生地・手触り・質感」といった意味で、コンピューターグラフィックスにおいてはオブジェクト表面の質感を表現するために、模様や画像を効果として貼り付ける手法を指しています。

例えば、布の織目、壁紙の模様、果物の皮の模様、木の皮の模様、ステンドグラス状の効果、モザイクタイル状の効果などもテクスチャのカテゴリーに含まれます。

Illustratorにも、このテクスチャを表現技法として加える機能が複数備わっています。テクスチャは機能名というよりも、表現技法の一つです。したがって、複数の機能において「テクスチャ」という手法名が用いられています。

上の画像は、Illustratorでオレンジのイラストに、様々なテクスチャ効果を施した比較図です。質感を変えることで、一つのオブジェクトが異なるイメージへ変化しているのが分かります。

テクスチャ効果の加え方(基本編)

Illustratorで、テクスチャという表現技法を効果として加えるには、主に以下の2つの方法があります。

効果からテクスチャを設定する方法

1.メニューバーから「効果」のテクスチャを選択

オブジェクトを選択した状態で画面上部にあるメニューバーの「効果」をクリックし、表示されたメニューの中から「テクスチャ」を選択します。

「効果」の「テクスチャ」には「クラッキング」「ステンドグラス」「テクスチャライザー」「パッチワーク」「モザイクタイル」「粒状」という種類があります。ここでは「粒状」を選択してみましょう。

2.効果を設定するパネル画面でテクスチャを調整

テクスチャの中から任意の効果を選択すると、効果を設定するパネル画面が開きます。ここで、粒の「密度」や「コントラスト」を調整することができます。

テクスチャの種類によって、調整できる項目は異なりますが、模様の密度や大きさを自分が表現したい内容へ近づけましょう。

調整が終わったらパネル画面右上にある「OK」ボタンをクリックすると効果が反映されます。

上の画像のように、オブジェクトに「粒状」の質感が加わっています。この「効果」の「テクスチャ」は、オブジェクトの元のカラーはそのまま活かされた状態で、質感が加わっています。

グラフィックスタイルライブラリからテクスチャを設定する方法

1.メニューバーからグラフィックスタイルライブラリを選択

オブジェクトを選択した状態で、画面上部にあるメニューバーから「ウィンドウ」をクリックし、表示されたメニュー項目の中から「グラフィックスタイルライブラリ」を選択します。

この「グラックスタイルライブラリ」の種類の一つに「テクスチャ」という項目がありますので、これを選びます。

2.グラックスタイルライブラリからテクスチャを選択する

「グラックスタイルライブラリ」の「テクスチャ」を選択すると、テクスチャのライブラリを選択するパネルが開きます。

「レンガ」「キャンパス」「コンクリート」「デニム」「漆喰」「木目」といったテクスチャがあらかじめ用意されていますので、任意のテクスチャを選択します。

ここでは「地形(海洋棚)」というテクスチャを選択してみましょう。

上の画像のように、オブジェクトに「地形(海洋棚)」の質感が加わりました。効果からテクスチャを設定したときと異なり、こちらではいずれのオブジェクトもライブラリにあるテクスチャパターンと同じカラーに変更されています。

テクスチャ効果の加え方(応用編)

前述のとおりテクスチャは表現技法を指す用語ですので、Illustratorの他の機能を使ってもテクスチャ(質感)を加えることができます。

写真素材をテクスチャに使う

1.オブジェクトを作成する

テクスチャを加えたいオブジェクトを作成します。ここでは「丸い石」を作成してみましょう。グラデーションを使って、円形のオブジェクトに立体感を与えておきます。

後でテクスチャとグラデーションをかけたオブジェクトを重ねるので、オブジェクトをコピー&ペーストして、同じオブジェクトを2つ用意しておきます。ここではグラデーションをかけた後になっていますが、コピー&ペーストするのはただの円形オブジェクトの段階でも構いません。

コピー&ペーストしたオブジェクトは、ひとまずアートボードの外か別の新規ファイルに移動しておきましょう。

2.オブジェクトの背面に写真を配置する

次に画面上部にあるメニューバーのファイルをクリックし、表示されたメニューの中から「配置…」を選択します。画像を選択するパネルが開くので、配置する写真素材を選択しましょう。

写真素材はオブジェクトの背面に配置します。今回は、道路の石材パネルを撮影した写真を使って石の質感を表現してみます。

壁紙、木材、アスファルトなどテクスチャに使える素材は、日常的な環境に沢山ありますので、使えそうな素材を見つけたらスマートフォンで撮影しておくと便利です。

3.クリッピングマスクを作成する

オブジェクトと写真素材から使いたい質感のエリアを調整したら、オブジェクトと素材を選択した状態で画面上部のメニューバーからオブジェクトをクリックします。表示されたメニュー項目の中から「クリッピングマスク」の「作成」を選択します。

4.元のオブジェクトとクリッピングマスクを重ね合わせる

クリッピングマスクで円形のオブジェクトに切り抜かれた写真素材と、さきほどコピー&ペーストしておいたオブジェクトを、同じアートボードに配置します。

次に2つのオブジェクトを整列でぴったりと重なり合わせます。重ね順はグラデーションのオブジェクトが前面になるように配置します。

5.不透明度を調整する

透明パネルを使って、グラデーションをかけたオブジェクトの不透明度を調整します。透明効果にはいくつか種類がありますが、ここではスタンダードな「乗算」効果を選択し、不透明度を70%にしてみました。

上の画像のように、石の質感(テクスチャ)を持ったオブジェクトが完成しました。

パターンをテクスチャに使う

1.スウォッチライブラリからパターンを選択

他にも様々な機能でテクスチャを表現することができます。ここでは、スウォッチライブラリにあるパターンから「メタル」というライブラリを使って、盾の金属っぽい質感を表現してみました。

2.他のテクスチャ効果と組み合わせることでよりリアルな質感を表現

さらに、効果の「テクスチャ」にある「テクスチャライザー」と、水彩画の素材を組み合わせて背景に古い紙の質感を加えてみました。このように、様々なテクスチャを加えていくことで「中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジー」風の表現も可能になるのです。

ここで紹介した「パターン」を使う方法以外にも、「ブラシ」や「アピアランス」といった機能を用いて「テクスチャ」を表現することができるので、いろいろ試してみましょう。

フリー素材をテクスチャに使う

最後に、フリー素材をテクスチャに使う方法を紹介します。「Illustrator フリー素材 テクスチャ 商用可」といったように検索をかければ、多数のフリー素材やフリー素材を提供するサイトがヒットします。

フリーのテクスチャ素材を提供するサイト

イラストAC

イラストACは、イラストを中心としたフリー素材を提供するサイトです。フリー素材はネットから数多くダウンロードできますが、海外の素材は著作権(ライセンス)について英語で確認しなければいけません。イラストACは国内のサイトですので、商用可能かどうかも含めて安心して利用できるサービスです。

FDR.

FDR.は、テクスチャ素材が数多く提供されているフリー素材提供サイトの一つです。このサイトの他にも「texture free resources」「texture free materials」といったワードで検索にかければ、多くのフリー素材を見つけることができます。ただし、必ずライセンスや使用条件の確認は行いましょう。

これらの素材集を上手く使いこなすことで、表現の幅が広がり作業効率もアップします。以下に、フリー素材をテクスチャに用いる手順を紹介します。

1.ダウンロードしたAiファイルを開く

今回はイラストACでダウンロードした「水彩画風のテクスチャ素材」を使って説明します。まず、ダウンロードしたAiファイルを開きましょう。フリー素材のファイル形式はJPEGやPNGでも構いませんが、素材集の場合はAiファイルを選択した方が取り込みが簡単です。

ファイルを開いたら、スウォッチパネル下部にある「スウォッチライブラリーメニュー」をクリックします。

2.「スウォッチを保存…」を選択

「スウォッチライブラリーメニュー」にある「スウォッチを保存…」を選択します。

3.スウォッチライブラリとして保存する

このAiファイルは複数の素材が集められたAiファイルですので、スウォッチライブラリとして保存します。名前やファイルの場所を設定し「保存」を押すとライブラリに登録されます。

4.スウォッチからテクスチャ効果を施す

スウォッチライブラリに登録されると別のファイルからもライブラリを開けるようになります。「スウォッチライブラリーメニュー」にある「ユーザー定義」という項目に、登録したスウォッチライブラリが表示されますので、使いたいライブラリを選択します。

上の画像のように、スウォッチをオブジェクトにドラック&ドロップするだけで、水彩画風のタッチのテクスチャ効果を加えることができました。

まとめ

近年のデザイントレンドの一つに、マテリアルデザインというものがあります。それ以前に広く流行していたフラットデザインの欠点を補うために「質感」を加えることで、よりユーザーインターフェイスを高めたデザインです。

このマテリアルデザインでも重要視されている「質感」を表現として加えるために知っておくと便利なのが、本記事で紹介したIllustratorの機能を使った「テクスチャ」の表現方法です。

「テクスチャ」を使いこなせるようになると、よりハイクオリティな制作物を作れるよになるので、本記事を参考にしてしっかりマスターしておきましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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