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Illustratorのレイヤー機能を理解して編集・管理しやすいデータを作成しよう!

Illustratorにおけるレイヤーとは、複数の透明なフィルム状のレイヤーに置かれたオブジェクトやテキストを重ねてイラストや画像を編集する機能です。レイヤーの構造や仕組みを知ることでよりデザイン制作をスムーズに進めることができるようになります。

カテゴリ: Illustrator

本記事では、Illustratorをマスターする上で基本の知識となるレイヤーについて解説します。

レイヤーとは

レイヤー(layer)とは、英語に直訳すると「層」「階層」「重なり」といった意味になります。

そして、Illustratorにおけるレイヤーとは、従来型のアニメーション制作で用いられるセル画による画面作成のように、複数の透明なフィルム状のレイヤーに置かれたオブジェクトやテキストを重ねてイラストや画像を編集する機能のことを指しています。

レイヤー機能を使わずにアートボードに直接イラストや制作物を描くこともできますが、複雑な内容になると後から編集や修正を加えることが容易ではありません。レイヤーで「背景」「イラスト」「テキスト」というように編集可能領域を管理することで、追加の編集・修正作業がスムーズになるのです。

また、チームで同じデータを使って作業する場合にもレイヤー機能が大いに役立ちます。例えばイラストレーターとデザイナーが連携して作業を行う場合、イラストを作成するレイヤーとデザインを行うレイヤーを分けておけば、お互いの制作物を間違って変更をしてしまったり、削除してしまうといったミスも防げます。

各担当者が管理し、責任を持つ領域が明確になるので不要なトラブルを未然に防げます。

加えて、過去の制作物を流用して新規の製作物を作成するといった際にも、レイヤーを使ってデータ作成していることが非常に役に立ちます。

例えば、企業やブランドのロゴがリニューアルされた場合には、ロゴの配置されているレイヤーのみを編集するように作業すれば校正チェックなどの作業コストを大幅にカットできるからです。

レイヤーの構造

上の画像は、レイヤーの構造をわかりやすく図解したものになります。この例では、メンバーズカードのデータを「背景」「ロゴ」「イラスト」「テキスト」の4つのレイヤーに分けて作成しています。

メンバーズカードのように、会員番号や氏名といった部分に変更が必要なデータの場合、デザイナーやイラストレーターといった制作者以外のスタッフがデータを変更する可能性がありますよね。こうした作業シーンにおいても、テキスト以外のレイヤーにロックをかけてテキストのみ編集できるようにしておくと大変便利です。

レイヤー機能の使い方

次に、レイヤー機能の使い方について説明します。

レイヤーパネルを開く方法

1.メニューバーから「レイヤー」を選択する

画面上部にあるメニューバーからウィンドウをクリックし、表示されるメニュー項目の中から「レイヤー」を選択します。

2.レイヤーパネルの各メニュー項目名称

「レイヤー」を選択すると、レイヤーの設定を行うレイヤーパネルが開きます。レイヤーパネルの各メニュー項目の名称と説明を以下の表にまとめました。

名称 説明
①レイヤー名 レイヤー名が表示されるエリアです。
②レイヤーの表示/非表示 レイヤーの表示/非表示を切り替える項目です。目のマークのアイコンが表示されている状態がレイヤーの表示、何も表示されていない状態がレイヤーの非表示です。複数のオブジェクトによる制作物は、他のレイヤー非表示にすることで、データの編集や修正がやりやすくなります。非表示のままデータ書き出しや印刷をすると、データは非表示まま出力されます。
③レイヤーのロック レイヤーにロックをかけることができる項目です。南京錠のマークのアイコンが表示されている状態がロックのかかった状態、何も表示されていない状態がロックのかかっていない状態です。ロックがかかっているレイヤーは編集することができません。
④書き出し用に追加 書き出し用のレイヤーを追加するアイコンです。
⑤選択したオブジェクトを探す 選択したオブジェクトがどのレイヤーに配置されているか探すアイコンです。
⑥クリッピングマスクを作成/解除 クリッピングマスクを作成/解除するアイコンです。クリックすることで、選択したレイヤーのオブジェクトが全てクリッピングマスクになります。再度クリックすればクリッピングマスクが解除されます。
⑦新規サブレイヤーを作成 新規サブレイヤーを作成するアイコンです。
⑧新規レイヤーを作成 新規レイヤーを作成するアイコンです。
⑨選択項目を削除 選択したレイヤー・オブジェクトを削除するアイコンです。

新規レイヤーの追加

1.レイヤーパネルの「新規レイヤーを作成」をクリック

レイヤーパネル下部にある「新規レイヤーを作成」のアイコンをクリックします。新規作成したレイヤーをダブルクリックするとレイヤーオプションパネルが開きます。このパネルでレイヤー名を入力します。必要があればレイヤーのガイド線のカラーなどの設定も行います。入力が終わったら「OK」をクリックします。

「レイヤー1」「レイヤー2」といったようにデフォルトで設定されるレイヤー名でも作業可能ですが、どんなオブジェクトが配置されているか分かりやすいレイヤー名をつけることで、チームやグループでの共同作業や管理がスムーズになります。

レイヤーの移動

1.ドラックでレイヤーを移動する

作成したレイヤーは、自由に重なっている順番を変更することができます。移動したいレイヤーを選択し、ドラックすることで配置したい層へ移動させてます。

2.移動したレイヤーの表示に問題がないか確認

レイヤーを移動したら、表示に問題がないか確認しておきましょう。レイヤーを移動することで、上の層のレイヤーによって隠れてしまう部分がでてきたり、下の層に配置しておいたときには見えなかった不要なオブジェクトやテキストが表示される場合があるので注意しましょう。

サブレイヤーについて

サブレイヤーというレイヤーについても簡単に説明します。サブレイヤーは、一つのレイヤーの中に、さらにレイヤーを作る機能です。レイヤーを増やしていくよりも、サブレイヤーで管理するほうが、シンプルでわかりやすいデータとなる事が多いので適宜サブレイヤー機能も利用してみましょう。

サムネイル画像の前に「>」のアイコンが表示されている場合は、サブレイヤーが存在します。「>」をクリックするとサブレイヤーが表示されます。

重ね順とサブレイヤーの使い分け

画面上部のメニューバーにあるオブジェクトをクリックすると「重ね順」という項目があります。

この重ね順は、オブジェクトの重なり順でレイヤーの構造と似ていますがレイヤーにはなっていません。重ね順を変更するには、オブジェクトを選択し「重ね順」の「最前面へ」「前面へ」「背面へ」「最背面へ」を選択し、ひとつひとつ移動させる必要があります。

オブジェクトをレイヤー化するには、「サブレイヤーに分配(ビルド)」という機能を用います。この機能により、オブジェクトが、重なり順にサブレイヤーとして分配されます。オブジェクトをサブレイヤーに分配しておくと、レイヤーパネルから編集や移動が可能になります。

このサブレイヤー機能は、Photoshop形式に書き出す際にとても重要な意味を持ちます。Photoshopではサブレイヤー化されていないオブジェクトは、一枚のレイヤーにまとめられていしまいます。

上記の「サブレイヤーに分配(ビルド)」を実行しておくと、Photoshop上でもオプジェクトを構成するパーツごとにレイヤーになるので、個別に編集・加工が可能になります。イラストの一部のカラーを変更してバージョン違いのPhotoshopデータを作りたい場合など、非常に便利な機能です。

一点補足すると、他のファイルからイラストデータやロゴデータを配置した場合は、オブジェクトやテキストの重なり順がサブレイヤーで表示されるようになっているので、サブレイヤーに分配する必要はありません。

まとめ

本記事の解説からもわかる通り、レイヤーの使い方をマスターすると、データが管理しやすくなり作業効率も大幅にアップします。

また、優秀なデザイナーの多くはクライアント、印刷所、エンジニアといった協業メンバーにも使い勝手が良いデータ制作を心がけ非常にわかりやすくレイヤーを作成・管理しています。こうした気配りは、デザインやイラストのスキルやセンスと同様に、クリエイターの評価を高めますのでしっかりマスターしておきましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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minweb編集部(株)セルリア

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