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記事タイトルGooleアナリティクスにotherの表示?レポートからotherを減らす方法
記事URLhttps://min-web.com/googleanalytics-other/
記事タイトルGooleアナリティクスにotherの表示?レポートからotherを減らす方法
記事URLhttps://min-web.com/googleanalytics-other/
POINTこの記事をざっくり言うと
Googleアナリティクスのotherが何を指しているのか分かる
otherを解消する4つの方法が分かる
Googleアナリティクスを使いレポートを確認すると表示項目の中に「other」と表示されていることがあります。これだと何を計測しているのかがわからず、レポートを見ても正確なアクセスを分析することが出来ないのではないかと気になってしまいます。
しかし上限の対象となる項目を減らすことで「other」の集計数を減らすことができます。
今回はGoogleアナリティクスのレポートで表示されてしまう「other」の意味を紹介した上で「other」と表示されてしまう原因と対策方法を紹介していきます
otherとは
「other」とは日本語で訳した通りで「その他」を表すディメンションです。
項目数が多くなると計測できなくなってしまい「other」でまとめられてしまいます。
otherになる理由
Googleアナリティクスは1日で計測できるデータ件数に制限を設けています。無料版Googleアナリティクスだと50,000件、有料版のGoogleアナリティクス360で7,5000件です。その上限を超えたデータは「other」の項目でまとめられてしまい、指標ではまとめられた全てのの数値の合計が表示されます。
「other」と表示させない為には「基数」について知っておく必要があります。「基数」とは1つのディメンションに対する項目の数のことです。「基数」の値が多いディメンションは「高基数」と言います。
これらのディメンションは項目数が多いのでGoogleアナリティクスの1日の計測数を超えてしまい「other」と表示されてしまう原因となります。
otherを解消する方法
「other」と表示させなくするには有料版Googleアナリティクスを利用するか自分で項目をまとめることで項目数を減らす必要があります。
アナリティクス プレミアムに移行
有料版Googleアナリティクスに移行することで1日に計測可能な項目数を増やすことができます。
無料版は1日に50,000個ですが有料版は75,000個です。大幅に項目の上限を超えてしまっている場合は有料版Googleアナリティクスへの移行も考えて見ましょう。
ビューを作成して対象の項目を減らす
Googleアナリティクスのレポート機能の「ビューの作成」を使うことで「other」にまとめられる数を減らすことができます。ビューを作成して計測上限の対象となる項目数を減らすことが可能です。
URLの集約
規模の大きいサイトになるとページURL数も増えて上限に引っかかってしまっているかもしれません。「other」にまとめられてしまうのを防ぐにはURLを集約する必要があります。
URLを正規化させる
URLを正規化させることで項目数を減らすことができます。「http:/example.jp」と「http:/example.jp/index.html」どちらのリンクを踏んでも同じページに訪問します。
しかしURLが違う為Googleアナリティクスで計測される項目数は「/」と「/index.html」の2つになってしまいます。この二つのURLをどちらかに統一することでGoogleアナリティクスで表示される項目数を減らすことができます。
デフォルトページの設定
URLを正規化させても解決ができない場合はGoogleアナリティクスのデフォルトページの設定行いURLを正規化させましょう。「管理」→「ビューの設定」の順に選択してください。

これを設定することでレポート上で「/」と「/index.html」のデータを「/index.html」で統合して取ることができます。
フィルタによるURL正規化計測
サイトによってはindex下のディレクトリがphpやhtmlで更に分類させている場合があります。その場合はフィルター機能を使ってURLを集約することができます。
今回は/index.htmlと/index.phpを例としてフィルタ機能を使ったURLの正規化の方法を説明します。

「管理」→「フィルタ」→「フィルタを追加」を選択してください。
フィルタの種類は「カスタム」を選択し「検索と置換」にチェックを入れてください。「フィルタ フィールド」は「リクエスト URI」を選択します。検索文字列に「/index\.(htmlphp)$」を入力し文字列の置換に「/」をを入力しましょう。
これを設定することで「/index/html」と「index/php」が「/」として集計されます。最後に保存を押せば完了です。
不要なパラメータを除去
URLにパラメーターをを付与することでQRコードやメルマガなどの計測を可能にすることができます。
しかし知らない内に不要なものが意図せず付与されていることがあります。その為URLの数が増えてしまうので「other」と表示されてしまう原因となってしまいます。
分析する上で必要の無いパラメータを除去する方法を紹介していきます。
URLクエリパラメーターを除去
Googleアナリティクスを使いURLクエリパラメーターを除去することができます。
どのURLクエリパラメータが自分のサイトのアクセス解析に不必要かを決めてから設定をしましょう。
「管理」→「ビュー設定」を選択し、除去したいクエリパラメータを入力してください。

最後に保存を押せば完了です。
サイト内検索の計測時のURLからクエリパラメーター除去
Googleアナリティクスでサイト内検索を解析する上で必要なURLからクエリパラメーターを除去することができます。クエリパラメータを除去しても各検索クエリの状況を確認することができるのでクエリパラメータを除去しても問題ありません。
それではGoogleアナリティクスを使ってURLからクエリパラメータを除去しましょう。
「管理」→「ビュー設定」を選択してください。サイト内検索のトラッキングの下にある「クエリパラメーター」に除去したいクエリパラメータを入力し、保存を押せば完了です。
フィルタによるページの集約
ある程度の規模の賃貸サイトや人材サイト等の中にはデータベースを元にページを自動で作成しているサイトがあります。これらのサイトは各案件ごとに分析をすることはあまりしません。個々の案件よりコンテンツごとの業績を重視しているサイトはグループ別にページを把握しておく必要がある為、ページ別に計測しているところは少ないです。
フィルター機能を使うことでページを集約して計測することができます。ページを集計することで項目数を少なくすることができます。
「管理」→「フィルター」→「フィルタを追加」を選択してください。初めに「検索して置換」にチェックを入れてください。フィルタの種類は「カスタム」にし、フィルタフィールドは「リクエストURI」にします。検索文字列は例のような正規表現を使ってください。、文字列の置換は自分が見たときにわかりやすいものにしておきましょう。最後に保存を押せば完了です。

まとめ
今回は「other」が表示されてしまう原因と対処法を説明させて頂きました。ページを集約することで計測される項目の数を減らしましょう。
しかし、ある程度の規模になるとどれだけ対策しても「other」の数が増えてしまいます。全ての計測結果を確認することはできませんが残りのデータを使うことでも統計を充分に取ることができます。
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