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1,000語収録(ミンウェブ辞書)

更新:2020年3月28日

とんまな/とーん あんど まなー

トンマナ / トーン&マナー

広告などのメディア制作においてデザインに一貫性を持たせること

別名
英字

POINTトンマナ / トーン&マナーとは

トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、広告などのメディア制作においてデザインに一貫性を持たせることを指します。トンマナに則って作成された広告やコンテンツは全体の雰囲気の統一につながります。一般的に全体の雰囲気が(ブランドイメージの)統一され、コンテンツの品質を保つことが可能なため、ブランディングやSEOにおいて重要だと言われています。

トンマナの主な役割

トンマナは、企業のブランディング活動において、主に企業やブランドの世界観(テイスト)を表現する役割があります。意図したイメージを一貫性をもって印象付けることは、比較的ユーザーに興味を抱いてもらいやすいと言われています。
具体的な施策として、商品やWebサイトを作成する際に、企業のブランドを意識したカラーや文字フォントなどを設定して製品の世界観を統一させたり、ユーザーが理解しやすいように自社製品の文字の構成やデザインを統一(ルール化)する、などが挙げられます。

また、トンマナを意識することは、チーム全員で共通した認識を持つことにつながるので、無駄なデザイン案を立案することがなくなり、結果的にコスト削減につながると言われています。

トンマナの設定方法

トンマナの代表的な設定方法の一例を紹介します。
①企業やブランドの価値を洗い出す
場合によって企業やブランドの価値を洗い出すには、自社に関する情報(目的やポジションなど)を明確に理解する必要があります。自社分析をおこなう際の代表的なフレームワークとして、「SWOT分析」が挙げられます。「SWOT分析」をおこなうことで、自社の強み・弱みを理解できるだけでなく、客観的に自社全体の状況を捉えることが可能です。

②価値を表現するキーワードを設定する
企業やブランドの価値の洗い出しができたら、次はキーワードを選出します。
一般的に複雑なキーワードはトンマナに向いていないです。シンプルで簡潔なものであり、企業やブランドの価値を適切に表現できるものが望ましいと言われています。

③キーワードにあったレイアウトやフォント、色などのデザインを設定する
キーワードの設定が完了したら、そのキーワードに適したレイアウトやフォント、色などのデザインの要素を決定します。ブランドイメージやキーワードに適したデザインにすることも重要ですが、ターゲットとなるユーザーに適したデザイン設定を意識することも重要だと言われています(年齢や性別が異なれば、好む色や雰囲気が異なる)。

トンマナを設定する際のポイント

トンマナを設定する際の主なポイントは5つあります。
①文末表現
基本的に「です・ます調」か「だ・である調」が適切だと言われています。
発信するコンテンツやターゲットとするユーザー、メディアの方針によって適切な表現を選択する必要があります。

②表記の統一
表現の統一のポイントは主に4つあります。
・単語をひらがな表記にするか漢字表記にするか(例:「行う」→「おこなう」)
・使用できる記号の種類を決めておく(例:「」→『』→{})
・英数字の表記は半角か全角か
・アルファベット表記の商品・サービス名などの表記の統一
(例:Google Analytics→Googleアナリティクス)

③文字数
タイトルや大見出し、小見出し(文章全体)のそれぞれの文字数を設定します。
各見出しの文字数や記事全体の文字数を決めておくことで、情報の偏りを防ぐことができます。

④構成基準
使用画像の枚数や設置位置、文章の構成などを指定します。
例えば、「見出しの数は5以上」「タイトルの下には必ず画像を入れる」など、構成のルールを定めておきます。

⑤NG表現
誇張した表現や差別的表現などは、ユーザーにネガティブなイメージを与えてしまう可能性があります。NG表現はをあらかじめ設定することで、無用なトラブル(SNSでの炎上やメディア閉鎖など)を防ぐことが可能です。

トンマナのSEO効果について

トンマナを設定することで、コンテンツの品質を一定に保つことができ、ユーザーにとって読みやすいコンテンツを提供できる可能性があります(Googleはユーザーにとって価値のあるコンテンツであるほど、高い評価をする)。つまり、トンマナを意識したコンテンツの作成は、比較的ユーザビリティの向上とにつながるので、間接的なSEOが期待できます。

また、コラム記事などは記事の書き方を個人に任せると品質やテイストに差が出てしまう可能性があります。品質やテイストに差が多く出てしまうと、編集者による修正工数がかかってしまいます。トンマナを設定すると時間・コストの削減にもつながり、記事の品質を一定に保つことができます。

「トンマナ / トーン&マナー」を調べた人はこの用語も調べています

トンマナ / トーン&マナーの使用例

「このシートにコンテンツ作成のトンマナが記載してあります」

トンマナはシートなどにまとめて共有できる状態にしておくことが大切です。

「デザインをお任せしますが、トンマナは守ってください」

トンマナを作っておけば、デザインをある程度任せても求めているものを作成してもらうことが可能になります。

「コンテンツを作成する前に、トンマナを決めておこう」

トンマナは作成するのは手間がかかりますが、一度作成しておけば後から迷ったり、方向性がブレることを防ぐことができます。

「トンマナを設定することで、記事の方向性を統一することが可能です」

トンマナを設定しておけば、複数人で記事を作成しても、同じ方向性に仕上げることができます。

トンマナ / トーン&マナーに関係した気になる話題

オウンドメディアにおけるトンマナの重要性

オウンドメディアにおいて特にトンマナは重要だと言われています。
トンマナが統一されていないと、ユーザーにとって読みにくかったり、不信感を感じるWebサイトになってしまう可能性があります。特にオウンドメディアの場合、問い合わせにつながらない、企業やブランドのファン獲得につながらない、といった原因になる可能性があります。そのため、文章表記やコンテンツの構成に統一感を持たせることが重要であると言われています。


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