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クリック単価はどのように決まる?知っておきたい仕組みや相場の話

クリック単価は様々な要因が関わって決定されます。この記事ではクリック単価の仕組みや相場を紹介していきます。これらを知っていることで競合他社と比べ自社の広告のクリック単価の立ち位置であったり、クリック単価の改善をする為には何をすべきかが明確に分かるようになります。

カテゴリ: Google広告

Google広告を利用していく中でよく聞くクリック単価(Cost Per Click)はどのように決まっているのでしょうか。

今回の記事で仕組みや相場を知っておくことで、競合他社と比べ自社の広告のクリック単価の立ち位置であったり、クリック単価の改善をする為には何をすべきかが明確に分かるようになります。

クリック単価とは

Google広告には主に2つの課金方式があり,CPM課金型(Cost Per Mile)とCPC課金型(Cost Per Click)です。

CPM課金型は広告が1000回表示されるごとに課金されるシステムに対し、CPC課金型は広告をユーザーが1クリックするごとに課金されるシステムです。

クリック単価とはCPC課金型の広告を1クリックされるごとに発生する広告料のことを指します。

クリック単価は次の2種類あります。
「実際のクリック単価」と「上限クリック単価」です。

  • 実際のクリック単価・・広告をクリックした際に発生する広告料、オークションごとに変化する
  • 上限クリック単価・・広告主が設定できる広告1回のクリックで発生させる広告料の上限
  • 広告の掲載順位の仕組み

    クリック単価の決まり方を理解するには広告の掲載順位の仕組みを理解しなくてはいけません。

    Googleはユーザーにとって最も適切な広告を出すことを望んでいます。 オークション形式で広告枠を売っている以上、少なからずお金に影響されてしまいます。

    しかし、ユーザーにとって全く関係のなく、不便な広告を表示してしまうことはGoogleの品位を損ねてしまいますし、それを望んでいません。
    よって、広告順位は入札単価だけで決めるのではなく、「品質ランク」との兼ね合いで決まっています。

    「品質ランク」は3つの要素で決められています。

  • 広告の関連性
  • ユーザーが検索したキーワードと広告内部のキーワードの関連性

  • 推定クリック率
  • ユーザーがその広告に魅力を感じ、クリックする率

  • ランディングページの利便性
  • ユーザーが広告をクリックした後のランディングページの快適度

    これらの3つの要素はGoogle広告のアカウントのレポート列を追加することで、品質スコアと品質スコアを構成する3つの要素を確認することができます。

    では、品質ランクはどのように広告順位に絡んでくるのでしょうか。

    広告順位の指標は広告ランクによって決まります。
    以前までは[品質スコア]×[入札単価]=[広告ランク]という求め方が主流でした。

    現在では6つの要素で決まっているとGoogleは発表しています。

  • 入札単価 – 入札単価とは、広告のクリック 1 回に対して最大でいくらまで支払ってもいいか、広告主様が指定したものです。通常、最終的な支払い金額はこれより少なくなります。入札単価はいつでも変更できます。

  • 広告とランディング ページの品質 – 広告とそのリンク先のウェブサイトがユーザーにとってどれほど有用で関連性が高いものであるかも判断基準となります。広告の品質評価の結果は、品質スコアでわかります。品質スコアは Google 広告アカウントで確認し、改善することができます。

  • 広告ランクの下限値 – 常に質の高い広告を掲載するため、表示される広告が満たすべき最低限の基準を定めています。

  • オークションでの競争度 – 同じ掲載順位を競う 2 つの広告の広告ランクが同様の場合、それらが対象の広告枠を獲得するチャンスも同様となります。異なる広告主の広告のランクに違いが生じると、ランクが高い広告が掲載される可能性が高くなります。ただし、それと引き換えに、クリック単価が上昇する可能性も高くなります。

  • ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)- 広告オークションにおいてコンテキストは重要な要素です。広告ランクを算出する際は、ユーザーが入力した検索語句、検索時のユーザーの所在地、使用しているデバイス(例: モバイル デバイスやパソコンなど)、時刻、検索語句の性質、同じページに表示される他の広告や検索結果をはじめ、さまざまなユーザー シグナルや属性が考慮されます。

  • 広告表示オプションやその他の広告フォーマットの効果 – 広告を作成する際は、サイト内の特定のページへのリンクや電話番号など、特定の情報を広告に追加できます。この機能を広告表示オプションといいます。Google 広告では、広告主様が追加した広告表示オプションやフォーマットの見込み効果も考慮されます。

  • 引用:広告の掲載順位とランクの仕組み-Google広告ヘルプ

    これらの要素から現在広告ランクの求め方は以下の計算式で大まかに求められます。

    [入札単価]×[品質ランク]+[広告表示オプションによる見込み効果]=[広告ランク]

    広告表示オプションによる見込み効果がプラスされました。
    ただ依然として、入札単価と品質ランクが重要な要素を占めることは変わりません。

    では、入札単価と品質ランクがどのように広告掲載順位に関わっているか以下の例を参考に見ていきましょう。

    広告Bは最も入札単価に投資しています。ただ、品質ランクが3と低いため、広告ランクも下がり、掲載順位は最低の3位です。

    広告Aは最も入札単価に投資できていません。ただ、品質ランクが10と高く、広告ランクも上がり、掲載順位は最高の1位です。

    ユーザーに満足してもらえるような広告、ランディングページを追求することで結果費用も抑えられる仕組みになっています。

    クリック単価の決まり方

    広告ランクが1でも上であれば掲載順位は上位に表示されます。
    よって、クリック単価の計算式は

    [1つ下の広告ランク]÷[自社の品質ランク]+1=[クリック単価]です。

    では先ほどの広告Aの実際のクリック単価を求めていきましょう。
    3600(広告Cの広告ランク)÷10(広告Aの品質ランク)+1=361が実際のクリック単価です。

    上限クリック単価の重要性

    先ほどの計算結果を見た方の中には、入札単価と実際のクリック単価が違うのが疑問に思う方がいるかもしれません。
    入札単価は別名「上限クリック単価」と呼ばれ、これ以上のクリック単価は払わないと広告主側が設定することができます。
    よって、実際のクリック単価が入札単価を超えることはありません。

    また、疑問が出てきました。

    クリック単価の決まり方を知ったところでGoogleが自動で計算してくれるのだから計算式を知ったところで意味がないじゃないか。
    そうです、ただ実際の仕組みを知っておくことはクライアントの疑問を解決し、安心してもらえる材料になるかもしれません。

    ここで重要になってくるのは広告主側が設定することのできる入札単価つまり上限クリック単価です。
    上限クリック単価は高く設定することで広告の掲載順位を上げることに繋がりますが、採算が取れずに事業を傾けることになってしまっては元も子もありません。

    では、どこに上限単価を設定すべきなのか。
    目標CPAとクリック単価の相場から上限クリック単価を設定していきましょう。

    上限クリック単価の求め方

    上限クリック単価を求める際には目標CPAを定めることが必須になります。

    目標CPAに関しては(予算から決めるのは間違い?Google広告の料金算出方法を徹底解説)に詳しく書いているので、ぜひ一度読んでみてください。

    目標CPAとはコンバージョンを1つ獲得するのにかかっても良い費用です。
    つまり、何人クリックして何%コンバージョンに至ったのかが分かれば上限クリック単価は導き出せます。

    目標CPAが12000円、広告をクリックした人のコンバージョン率は1%だとしましょう。
    計算式は目標CPA×コンバージョン率=上限クリック単価です。

    当てはめると12000×0.01=120円となります。

    理論上このクリック単価を守れば利益が出る数値です。

    キーワードプランナーでクリック単価の相場を確認

    上限クリック単価を求めたら、あとはその広告費を導入した場合に十分な広告掲載順位を確保できるのかを調べなければいけません。

    クリック単価の相場を求めるのに適したツールはキーワードプランナーです。
    キーワードプランナーでクリック単価を確認する方法を紹介します。

    Google広告を開き「ツールと設定」>「プランニング」>「キーワードプランナー」を選択します。
    「新しいキーワードを見つける」を選択します。

    入力欄にクリック単価を見たいキーワードを入力しましょう。今回は「革のブーツ」を入力します。

    指定されたキーワードと関連性の高いキーワードが表示されます。

    クリック単価を確認する場合はリストの右側に表示してある数値を確認してください。

    過去にキーワードを対象に広告を配信した際に上位表示された場合の高い範囲と低い範囲のクリック単価が表示されます。

    自社の上限クリック単価を導き出し、広告を表示させたいキーワードのクリック単価の相場を理解することで表示させたいキーワードで上位表示できるのかを検討する必要があります。

    実際のクリック単価の改善

    広告運用をしている中で実際のクリック単価が相場と比べて高いと感じている方もいると思います。コンバージョン数は減らすことなくクリック単価を改善するために見ておくべきポイントを紹介していきたいと思います。

    品質ランクの改善

    おさらいになりますが実際のクリック単価の求め方は以下の通りです。

    1つ下位の広告ランク÷自社の品質ランク+1です。

    品質ランクの改善を行うことで実際のクリック単価を下げることに直結します。
    品質ランクは以下の3つを改善することで上がります。

    推定クリック率

    クリック率が高いということは検索してきたユーザーが価値があると判断したと評価されます。
    キーワード選定をおこない流入してくるユーザーの質を高めることや魅力的な広告文を作ることがクリック率の改善に直結します。

    キーワード選定の方法を書いた記事(リスティング広告初心者の為のキーワードの選び方を徹底解説),魅力的な広告文をつくるためのノウハウを書いた記事(Google広告の効果を最大限引き出すための広告文を徹底解説)がありますのでぜひ読んでみてください。

    広告の関連性

    Googleは適切な情報を適切なユーザーに届けることに特化しています。
    どれだけ広告が魅力的であっても、検索してきたユーザーに関係ないものだった場合ユーザーや広告主、Googleにとって良好な状況とは言えません。

    ユーザーが検索したキーワードに最も関連していると判断された広告は品質ランクが上がります。
    よって、入札しているキーワードを広告見出しに入れることは必ずしましょう。

    また、キーワードと広告の関連性を維持するためにアカウント構造も見直しましょう。
    「同じ広告文で訴求は可能か」を基準にキーワードをまとめておきましょう。

    広告効果を最大限引き出すためのアカウント構成の為の記事(キャンペーンや広告グループって何?Google広告のアカウント構成を徹底解説)をぜひ読んでみてください

    ランディングページの利便性

    お店を想像してください。ユーザーにとって広告は看板です。

    ユーザーが看板を見て、ここのお店なら自分のニーズを満たしてくれるかもしれないと判断し入店してくれたとします。
    いざ入ってみると、想像していた商品と違う、どこに何があるのかわかりにくい、対応が遅いということが起きた場合、もうこのお店には来たくないと思ってしまうでしょう。

    このような状況を無くす為、Googleはユーザーが広告を経由して自社のウェブサイトに来た後のことまで判断しています。
    ランディングページの内容が検索してきたキーワードと違いはあるか、ページ内のリンクが適切に設置されているか、表示速度が早いかなどの要素を元に判断をしています。

    コンバージョンの可能性のあるニッチなキーワード

    広告の表示はオークション形式の入札によって行われています。よって、人気が高いキーワードに関しては入札単価が跳ね上がるのは必須です。

    先ほど例に出した「革のブーツ」のクリック単価は46円ほど出せば広告を上位表示させることが可能です。
    しかし、不動産などの1つのコンバージョンで得られる売上が高い商品に関してはクリック単価が上がります。

    「不動産」というキーワードで検索したところ1回のクリック対し、1万円を超えてきます。
    このように検索数があり、コンバージョンに繋がりやすいキーワードが高くなってしまうことはご理解いただけたと思います。

    では、どのようなキーワードを狙うべきなのでしょうか。

    それは検索数の少ない、コンバージョンに繋がりやすいキーワードです。

    先ほど「不動産」というキーワードでクリック単価の相場を見てきました。
    では、ターゲットを絞ってみましょう。

    所沢の戸建の不動産を買いたいと思っているユーザーにターゲッティングしていきましょう。
    キーワードプランナーで「不動産 所沢 戸建」と入力します。

    ターゲットを絞ることでクリック単価を300円台まで下げることができました。
    ターゲットを絞ることで得られるメリットはクリック単価を下げるということだけに止まりません。

    検索数の多い「不動産」に広告を出稿した場合「不動産を買いたい人」「不動産経営について学びたい人」「不動産会社に就職したい人」など様々な思惑があるユーザーが溢れてしまいます。

    その広告枠で不動産を買いませんかという広告を出稿した場合、検索数がある為、コンバージョン数は確保できるかもしれません。
    ただ、入札単価をクリック率は下がり、品質ランクが下がり、クリック単価が跳ね上がる自体になってしまいます。

    一方、「不動産 所沢 戸建」と検索するユーザーは「所沢で戸建の不動産を買いたい人」のユーザーに絞られます。

    このように具体的に検索しているユーザーは具体的に達成したい目標がある方が多い為、検索数が少なかったとしてもコンバージョンに至る可能性は高いです。
    具体的なターゲット選定することでクリック単価を下げながら、コンバージョンを獲得することが可能になります。

    広告表示オプションの充実

    広告表示オプションは広告見出しや説明文とは別に店舗への通話ボタンの表示や住所情報を載せることができます。

    広告表示オプションを利用し、情報量をユーザーに多く与えることで最大15%のクリック率上昇が見込めるとGoogleは発表しています。
    クリック率の上昇は品質スコアに影響し、品質スコアが改善されると実際のクリック単価が下がるという流れです。

    広告表示オプションに関しては(Google広告の効果を最大限引き出すための広告文を徹底解説)に詳しく書いてあるのでぜひ読んでみてください。

    さいごに

    クリック単価の決まり方から立ち位置、改善方法をお伝えしてきました。

    少ない広告費用でコンバージョンを得るためのクリック単価について少し理解が深まったでしょうか。

    クリック単価を下げつつ、コンバージョンを獲得するためには様々な要素を気にかけなければいけません。
    細かく改善していくことで費用対効果のある広告に仕上げていきましょう。

    最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
    以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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    minweb編集部(株)セルリア

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